計画:日本近現代の展示施設
最近の一級建築士試験では、日本の展示施設について問われることが増えてきています。
なので、試験を受ける上で知っておきたい展示施設(1989年以前)をまとめました。
こちらも随時更新していきます。
◇神奈川県立近代美術館鎌倉館(1951)
戦後初の本格派近代美術館です。
池に面して建てられていて、庭が建物の中心にある中庭型の形をしています。
1階はピロティとなっていて、周りの自然を取り込み、開放的な屋外展示場となっています。
◇東京国立近代美術館(1952)
耐震補強がされていて、建物メインアプローチの反対側に事務・研究棟をつくり、その部分と既存部分を一体化して行いました。
◇世田谷美術館(1985)
内井昭蔵氏設計の世田谷美術館です。世田谷区の砧公園の中に作られています。
世田谷美術館は、生活空間としての美術館が目指されていて、
・公園の樹木より建物高さを抑える
・建築を可能な限りボリュームを分割し、それぞれを廊下でつなぎ、威圧感を与えない
という配慮がされていて、周辺環境との調和を重視しています。