モチベーションを上げる4:仕組みをつくる
結露は住宅の天敵である。
結露を放っておくことは、菌も繁殖しますし、木材や鉄骨に付着することで腐食したり、カビが生えたりします。
特に地下室を設計したことがある方ならよくわかると思いますが、地下は本当に水との戦いで、設計や施工を怠れば、とんでもないことになります。
人間は生き物なので、必ずミスを起こします。
図面に重要な器具を書き忘れたり、現場で基礎に溜まった雨水を捨てずに床を張ってしまったり。
私は設計なので、現場が忘れていたとしても、この建物はこういう作りなので、問題無いと安心できる建築をつくることを心がけています。
例えば、現場で基礎に水が溜まってしまったが、この建物はこのような排水方法なので、自然に家の外に溜まった水が排出される仕組みを考えておく。
人災があったとしても、設計上の仕組みが考えられているので、問題無いと言うことができる建築をつくっておけば、慌てないで済みます。
安心できる建築の仕組みを考えるのも、設計の重要な役割です。
みんなから安心してもらえる建築を作るために、やはり一級建築士の資格は必要です。
一生懸命頑張りましょう!