計画:日本近現代 建築・保存と再生 2
日本の近現代建築編、第2段です。
こちらも試験対策を行うにあたって、知っておきたい建物を集めましたので、紹介していきます。
◇大分アートプラザ
1966年に完成した磯崎新さん設計の大分県図書館を改装し、ギャラリーやアートホール、研修室が集まった複合文化施設に転用された建築です。
打放しコンクリートの外観。壁から飛び出ている正方形型のものは中空梁で、内部には空調ダクトが通っています。
構造・設備・意匠と三役を担っているところが、素晴らしいですね。
◇ロームシアター京都
元はホールや劇場を含んだ文化施設でしたが、改修や増築等を行い、2016年にホールやブックカフェ・レストラン等で構成された新しい文化施設となりました。
◇目黒区総合庁舎
生命保険会社の本社屋を、区役所に転用して利用しています。建築家村野藤吾氏が設計しています。
既存の部分は耐震補強し、設備改修等も行っています。
敷地内には高低差があり、本館や別館などが池の周りに設けられていて、憩いの空間となっています。
屋上庭園も開放されていて、区民の憩いの場となっています。
◇自由学園明日館
巨匠フランク・ロイド・ライト氏の設計で、弟子の遠藤新氏が引き継いで設計した木造の校舎建築です。
ライトの特徴であるプレーリーハウスのスタイルを持っています。
耐震補強等も施され、現在ではカフェがあるだけでなく、結婚式やパーティーなども行われています。
◇3331 Arts Chiyoda
こちらは廃校になった中学校を改修して、アートセンターに転用した建築です。
アートセンターは、ギャラリー、オフィス、ショップやカフェなどで構成されています。
以上、保存と再生シリーズです。
また、改めて要チェックの建築が見つかりましたら、更新します。