一級建築士試験によく出る建築作品

2018年は2点差で不合格、2019年は1点差でまたも不合格となった自分…普通の人なら心が折れて諦めるかもしれないが、目標を達成する為になんとしても今年合格したい!きっと同じようなことを考え、行動している人が必ずいると思います!そんな方々と共に合格する為に、アドバイスや知識を共有し、共に合格するまでを描いていくブログです。※20代の頃、日本全国を旅してきました。添付写真は全て自分で撮影したものです。

計画:日本近現代 教育施設・図書館

一級建築士試験対策として、日本の近現代建築の教育施設・図書館で知っておきたい建物をまとめてみました。

とても素敵な建築が多く、知っていて損はありませんので、それぞれ紹介していきます。

 

公立はこだて未来大学

 

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巨大な箱型の建築で、設計は山本理顕さん。

内部はひな壇状になっていて、ひな壇上部は吹抜けに向けて作られています。

この空間はスタジオと呼ばれ、特に機能を定めておらず、生徒達が自由に活動できるようになっています。

スタジオと研究室はガラスで仕切られているので、とても開放的な雰囲気づくりがされています。

 

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◇武蔵野美術大学図書館

 

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藤本壮介さん設計の図書館です。

平面をみると渦を巻いたような形をしています。渦は本棚になっていて、内部は本の森のようになっています。

渦の中心が受付カウンターになっているので、本を探すときは、放射状に広がっていくことができるようになっています。

 

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多摩美術大学図書館

 

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設計は伊東豊雄さんです。

アーチ状の壁と柱が特徴的な建築です。このアーチ状の壁と柱は、鉄板をつくり、配筋し、それをコンクリートで覆って作られています。

このアーチ状の構造体がカーブし、交差することによって空間が作られています。

床はコンクリートの内部に中空層をつくり、強度を増したRCボイドスラブが採用されています。

1階部分は、敷地内の高低差を取り込んだ作りになっていて、床には緩やかな傾斜が設けられています。

個人的には物静かな空間が印象的で、コンクリートがとても美しい建築でした^_^

 

国立国会図書館関西館

 

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陶器二三雄さん設計の大規模図書館です。

景観に配慮するため、書庫は地下2004階に、閲覧室は半地下と、主な機能は地中に埋められています。

閲覧室は中庭に面していて、天井からは自然光のハイサイドライトが降り注ぐ、開放的な空間となっています。

管理上、利用者と職員の動線を明確に分けています。

 

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せんだいメディアテーク

 

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仙台市図書館、ギャラリー、映像などの活動拠点としての機能を持った公共文化施設です。

建物はチューブと呼ばれる13本の構造体と、7枚の鉄骨フラットスラブで構成されています。

チューブは自然採光を建物内部に取り入れるだけでなく、階段室やエレベーター、設備シャフトなど、垂直の動線を通す役割も担っています。

 

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以上になりますが、ここでは代表的なものしか紹介していないので、随時更新していきます。