一級建築士試験によく出る建築作品

2018年は2点差で不合格、2019年は1点差でまたも不合格となった自分…普通の人なら心が折れて諦めるかもしれないが、目標を達成する為になんとしても今年合格したい!きっと同じようなことを考え、行動している人が必ずいると思います!そんな方々と共に合格する為に、アドバイスや知識を共有し、共に合格するまでを描いていくブログです。※20代の頃、日本全国を旅してきました。添付写真は全て自分で撮影したものです。

計画:日本近世の建築

◇姫路城(1608)

 

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姫路城は、小丘を巧みに利用して構築された平山城です。

 

平山城とは、平野の中にある山や丘に築かれた城のことで、城からは周りの街並みを見渡すことができます。

 

敵の到着を遅れさせるため、大天守までの道は大きく屈曲していたり、石垣を作り投石などの仕掛けを施すなど、防御に対する工夫を随所に見ることができます。

 

外観には入母屋造や唐破風、破風などが見られ、外壁は白く塗られています。

 

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その姿は優美に翼を広げる白鷺のように見えることから、白鷺城とも呼ばれています。

 

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清水寺(1633)

 

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本堂は傾斜地に沿って建てられていて、飛び出している舞台部分を、束柱とそれらを繋ぐ貫と呼ばれる水平材で組まれた格子状の構造体で支えています。

 

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本堂は、9度の火災を経て、江戸時代初期の1633年に再建されたもので、懸造の代表例とされています。

 

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計画:西洋中世

ケルン大聖堂(1248)ドイツ

 ゴシック様式

 

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高さは157mと、ヨーロッパの中でも最大級の大聖堂デス。

 

13世紀半ばに、それまで存在した建物を、ゴシック様式に再建しますが、内陣は完成したものの、他の部分は未完成のままでした。

 

しかし、19世紀初めに中世の頃の図面が発見されたことと、ドイツが統一国家となったことから、工事が再開し、19世紀後半にやっと完成となりました。

 

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それにしても、本当に大きかった。。

 

◇パリ・ノートルダム大聖堂(1250頃)

 

初期のフランスゴシック様式の代表と言われる大聖堂です。

 

双塔形式の外観をしていて、現在も街のシンボルとして存在しています。

 

建物内部は側廊外側にある控え壁の上部から延びたフライングバットレスと呼ばれる構造を採用し、過去の様式では得られなかった大空間を実現しています。

 

ステンドグラスのバラ窓も設けられているなど、ゴシックの特徴を見ることができます。

 

 

計画:日本近現代の独立住宅

前川國男

 

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こちらは江戸東京建物園にある前川國男氏の自邸です。

 

5寸勾配の屋根が掛けられていて、線対称な外観をしています。

 

内部空間は吹き抜けた空間になっていて、そこには飾り棚が作られていたりと、インテリアも凝っていてとても面白い空間になっています。

 

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南面は全面ガラス窓を設けていて、障子を閉めると柔らかい光で空間が満たされ、神秘的な雰囲気を作り出してくれます。

 

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モチベーションを上げる4:仕組みをつくる

結露は住宅の天敵である。

 

結露を放っておくことは、菌も繁殖しますし、木材や鉄骨に付着することで腐食したり、カビが生えたりします。

 

特に地下室を設計したことがある方ならよくわかると思いますが、地下は本当に水との戦いで、設計や施工を怠れば、とんでもないことになります。

 

人間は生き物なので、必ずミスを起こします。

図面に重要な器具を書き忘れたり、現場で基礎に溜まった雨水を捨てずに床を張ってしまったり。

 

私は設計なので、現場が忘れていたとしても、この建物はこういう作りなので、問題無いと安心できる建築をつくることを心がけています。

 

例えば、現場で基礎に水が溜まってしまったが、この建物はこのような排水方法なので、自然に家の外に溜まった水が排出される仕組みを考えておく。

 

人災があったとしても、設計上の仕組みが考えられているので、問題無いと言うことができる建築をつくっておけば、慌てないで済みます。

 

安心できる建築の仕組みを考えるのも、設計の重要な役割です。

 

みんなから安心してもらえる建築を作るために、やはり一級建築士の資格は必要です。

 

一生懸命頑張りましょう!

 

計画:西洋近現代の住宅

一級建築士試験に出題される可能性がある西洋近現代の住宅をまとめました。

 

こちらも随時更新していく予定です。

 

◇ルイ・カレ邸(1959)

 

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↑こちらは平面図。

 

フランス・パリ郊外の田園地帯で、木々に囲まれた緩やかな傾斜地に建設された画商の自宅です。

 

アルヴァ・アアルトが設計した住宅です。

 

平面の中央部分が玄関ホールになっています。敷地の起伏に合わせて家が作られています。

 

天井が曲面になっていて、空間を緩やかに繋いでくれます。

 

◇ダラヴァ邸(1991)

 

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フランス・パリ近郊の丘陵地にあるレム・コールハース/OMAの設計したダラヴァ邸です。

 

斜めの柱が林立するピロティや、跳ね出したボリューム、屋上のプールなどどれをとっても印象的です。

 

この住宅を見ていると、建築って楽しいんだなーと実感できます^_^

 

モチベーションを上げる3:したたかさを持つ

「いつも事を成し遂げる人は、したたかだ。」

 

思えば学生時代。

 

「勉強した?」と聞いたら、「勉強してないんだ。」と答えられたので安心していたら、その人がめちゃくちゃいい点を取っていたなんて経験があったりする。

 

それに対して文句をいう人もいたが、正直なところ、勉強してないと言いながらちゃんと点数を取っている人は当然のことをしたまで。

 

忙しくて全然勉強できないと言いながら、毎年一級建築士のような難関試験を突破する人達は必ずいる。

 

だからこそ、周りの弱い意見にだまされてはいけない。

 

事を成し遂げる人は、何もしてないように見えて、日々行動をし続けている。

 

事を成し遂げる人は、良い意味でしたたかだ。

 

歴史を見ていても、時代を変えるような事を成し遂げる人はいつもしたたかさを持っている。

 

幕末の頃も、世の中を変えようと行動した人達は、周りに気付かれないよう密かに集まって議論を重ねて、仲間を集い、行動に移してきた。

 

勉強だけではなく、仕事も生き方もそうだ。

 

事を成し遂げる人は、涼しい顔をしながら、行動する準備を常にし続けている。

 

そういう人間の特徴は、会社や学校にいながらも、人の悪口を言わない、愚痴もこぼさない、前向きな発言が多く、毎日決まった時間に帰り、群れることなく過ごしているものだ。

 

ほら、あなたの近くにも。

計画:日本の古代建築

法隆寺(飛鳥〜奈良時代

 

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聖徳太子が建立した寺院です。西院伽藍は7世紀後半〜8世紀初め頃に作られ、南に中門、東に金堂、西に五重塔、そしてこれらの背後に見えるのが大講堂です。周囲は回廊に囲まれています。

 


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↑こちらは金堂です。最古の木造建築で、屋根は重層入母屋造りの本瓦葺きです。初層には裳階という庇のような構造体がついています。


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↑こちらは回廊の柱と連小窓です。

 

唐招提寺金堂

 

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759年に鑑真により創立された建築です。

 

写真は金堂で、中心的な仏堂です。全面に庇が大きく出ています。

 

前面一間通りが吹き放しの空間になっていて、柱がどっしりと立てられています。

 

寄せ棟屋根で、屋根上部に棟飾りがあります。

 

派手さは抑えられていて、シンプルな外観ですが、近くに寄って見てみると、壮大さが伝わってきます。

 

平等院鳳凰堂(1053)

 

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藤原頼通によって建立された阿弥陀堂は、全体像が翼を広げた鳥のようにも見えます。

 

真ん中が中堂で、裳階をつけています。

 

左右にあるのが翼廊、背後にあるのが尾廊で、外観だけでなく、平面も翼を広げた鳥のような姿をしていることから、鳳凰堂と呼ばれたと言われています。


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三仏寺投入堂(平安後期)

 

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修験道の道場として、険しい山中に営まれた寺院です。

 

役の行者が、建物を崖に投げ入れたように見えることから、投入堂と呼ばれています。

 

崖の窪みに建てられた懸造りの建築です。

 

周りの風景に巧みに溶け込んでいるあたりが、とても素晴らしいです。